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自動車は2万点以上の部品から構成されているが、そのうち、ネジは2千点以上と非常に多いです。つまり、ネジなくして自動車は製造できないのです。

ネジの種類は平行ネジとテーパネジに大別されています。前者はエンジン・シャーシ・ボディなど車両の金属接合面ほぼ全般にわたり使用され、

後者は化粧パネル・メーター・パネル等などの自動車の内装や、フェンダー、テール・レンズなど、一般に荷重のかからない装備品に使用されています。

一条ネジと多条ネジ、そして右ネジと左ネジについて見ると、自動車では、リードがピッチに等しい一条ネジ、そして右ネジが一般的に使用されています。

左ネジは、バスやトラックの左側面 車輪の取り付けボルト・ナットに使用され、一部の自動車にも使用されています。

ネジ頭 画像 概要
六角ネジ 六角ネジ 自動車に限らず、幅広い用途で使用されているネジの代表
プラスネジ プラスネジ ネジ頭に十字の溝があり、中心軸が得られやすい。そのため、ドライバーの作業効率が非常に良い。
マイナスネジ マイナスネジ ネジ頭に一文字状の溝がきってある。回転角度がわかりやすく、調整用のネジとして多用される。
プラス・マイナスネジ プラス・マイナスネジ プラスネジの一辺が長くなっていて、プラス・マイナスどちらのドライバーを使用することができる。
六角穴付きネジ 六角穴付きネジ ネジ頭に六角形の穴が開いている。
トルクスネジ トルクスネジ ネジ頭と工具の接触面が曲線で構成されている。締緩の際に力が6分割され、かつ独特の形状によって強い力を加えても工具が外れにくい。